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【デイトナ675】Fフォークからオイルが漏れてきたので直してみた②【フォーク組立編】

デイトナ675

フロントフォーク組立編です。前回の分解編はこちら↓

使ったシールの流用情報はこちら↓

今回も一応正規のサービスマニュアル見ながらやってますが、個人的にやりやすい方法での作業自作の道具を使用・ただの素人の整備記録になるので、真似する人は自己責任お願いします。

前回は分解して、綺麗にしたところで終わりました。

準備物は前回の分解編に使った道具は持ってる前提として、組立のみに使うものを載せます

また、フォークを取り付けた後のタイヤ・キャリパー取り付けについての準備物・作業手順は省略するので、それについてはこっち参照で!

あとここには書いてないのですが、「インナーチューブを1500~2000番のヤスリで円方向に磨くと漏れ防止にいい」って情報を見ました。やってみたい人はどうぞ!

じゃあ準備物から~

【準備物】

  1. 分解編での準備物一式
  2. サランラップ
  3. シリコングリス
  4. ダストシール・オイルシール
  5. シールプッシャー
  6. 細めのラジオペンチ&針金
  7. フォークオイル(1Lくらい)
  8. 油面調整するやつ(自作可能)
  9. 計量カップ(耐油性・500mlくらい測れるもの)
  10. スケール
  11. トルクレンチ(24㎜ソケットと6㎜六角が使えるもの)

分解編での準備物一式

タイヤ&フォーク外すのに使った道具一式!

サランラップ

家にあるのでOKです。ラップはサランラップが一番ですわ。

シリコングリス

俺はこれ使いました!シールに塗って滑りよくするのに使います。

ダストシール・オイルシール

こっち参照!今回はYahooで同じの買いました。

シールプッシャー

オイルシールは軽圧入なのでそれ用。

意外と高い…せっかくなので専用品買いましたが、塩ビのパイプで代用可能です。適当に検索すれば代用品の記事があるかと!

細めのラジオペンチ&針金

完全に自分で編み出したやり方で使います。笑

針金は何でも良いですが、20㎝くらいあればOKです。

ラジオペンチは曲がってる方がちょっとやりやすい。

フォークオイル(1Lくらい)

規定量は片側495mlなので1LあればOK。純正品はKAYABA KHL 15-10です。

カワサキの純正がまんまそれです。

今回はなんとなくモチュールのにしました。粘度が微妙に違うのにしましたが、特に理由はありません。なんとなくです笑

油面調整するやつ

めんどいので俺はやってません。規定量入れて終わりです。笑

注射器とゴムチューブとかあれば自作できます。実作業の方に油面量とかは載せておくので、やりたい人は自作して調整しましょう!

計量カップ

耐油性・500mlくらいのならなんでもOK。ちゃんとやる人はメスシリンダーとか使うみたいですね~(自分は100均の買いました。)

スケール

定規です。15㎝くらいで、文房具に使うようなのじゃなければOK

トルクレンチ

フォークトップを締める用フォークとステムのボルト締める用です。(キャリパーやタイヤに使うものは↑のタイヤ交換記事参照!)

フォークトップ24㎜ソケット規定トルク25Nmで、

フォークとステムのとこ6㎜六角規定トルク20Nm26Nmです。

これが使える範囲でならOK!適当なの載せておきます。

【実作業】

  1. シール類にシリコングリス塗る
  2. ラップ巻いてシール類を入れる
  3. アウターチューブを入れる
  4. オイルシールを圧入してダストシールもつける
  5. 14㎜ナットを規定に合わせて針金を巻く
  6. オイルを入れて油面調整
  7. スプリング・白プラ部品をつけて縮めマシーンにセット
  8. ナットが見えるまで下げてトップを付ける(仮締めくらい)
  9. 車体に装着してトップ本締め
  10. タイヤその他つける
  11. 締結・動作確認して終了

シール類にシリコングリス塗る

文字通りです。内側外側とりあえず満遍なく塗りました

インナーチューブにラップ巻いてシール類を入れる

インナーチューブの淵でシールが破けるかもしれないのでラップを巻いてそっと入れます

入れる順番は、

  1. ダストシール
  2. ピン(後からでも可)
  3. オイルシール
  4. パックアップリング

オイルシールの向きは、下(地面側)が出っ張っている方。溝ある方がオイルが入ってくる側(上)です。

4つ入れた状態

ピンは最後に開いて入れれるので後でも可!

アウターチューブを入れる

そのまま上から入れて逆さまにします。

オイルシールを圧入してダストシールもつける

オイルシールは手だとこの辺までしか入りません。

こんな感じにオイルシールプッシャーを付けて、上からカンカン叩いて入れます

うまく入っているなら、ピンが中の溝にパチッと入ります。入っていないのなら力が足りないかもしれません!

ピンが入ったらダストシールを指で押していれます。こっちは叩かなくてOK

14㎜ナットを規定に合わせて針金を巻く

スケールを使って、中のナットを上から13㎜の位置にセットします。理由は知りません!

ちなみにストトリは一番下まで下げるみたいです。

そしたらその下に針金を巻きます。引っ張っても落ちないけど、ラジオペンチで解除できるくらいの感じに、、?

ここは完全に俺が考えたやり方です。笑

オイルを入れて油面調整

495mlを計量してオイル入れて、

針金持って棒をシコシコして空気抜きします。

何回かやったら油面調整!

上にも書いた通り、めんどくて油面調整はしっかりやってないので

この図とオイルレベルを見ながら調整する人はやってみてください!

スプリング・白プラ部品をつけて縮めマシーンにセット

スプリング細い棒、その上に穴開いた白プラ部品つけて、縮めマシーンにセット

ナットが見えるまで下げてトップを付ける

せ、説明がムズイ()ここが一番難しい気がします。

とりあえず外した時と同じくらいまで縮めます。ほぼマックスくらいに!

そしたら、針金を引っ張って下のナットを出します

すかさずトップを付けます。手で回して止まるまで!

いい感じまで付けたら、ラジペンつっこんで針金を解除

解除出来たら、14㎜スパナを突っ込んでトップの24㎜ソケットと一緒に締めます

トルクはなんかサービスマニュアル見てもよくわからなかったので、ぎゅってかんじで!

あとは縮めマシーンを解除して、トップを締めます!

ここでは仮締めにして、車体に付けてから本締めします。

車体に装着してトップ本締め

あとは元に戻すだけです。

トップキャップは25Nm、ステムのボルトは上の方(ハンドル側)が26Nm下の方(地面側)は20Nmで締めます!

既定の突き出しは4㎜みたいです。

タイヤその他つける

  • タイヤ
  • フェンダー
  • キャリパー

を取り付けて終了!

この辺のトルクとかはこっち参照。

締結・動作確認して終了

締めた場所の緩み確認して、フォーク動かして滲みないか確認して、ちょっと走って問題なければ終了です!

一般的に、一度付けたオイルシールは再利用不可らしいので…この時点で漏れていたら新しいシールを買いましょう。

前にOHしたときにあったのは、買っておいたシールが経年劣化で縮んでいたってものです。なるべく新しい製造のを!


以上でフォークシール・フォークオイル交換完了です。

意外と大変そうに見えるかと思いますが、結構できちゃうもんです。店に出すと3万位取られますからね~

いつも書いてますが、店に出すのが一番なので不安な人はプロに金を出しましょう。フォークからの漏れがブレーキにかかったら止まれなくなって危険なので!

フォーク組立おわり!

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