デイトナ675から「バチバチバチ!!!」みたいな異音がしたのでその修理の記録!
結論から言うとただのコイルのボルトの緩みだったので、実質コイル交換の記事です。
そもそもデイトナのコイルはよく焼けるし、クランク角センサーがすぐ死ぬし、デイトナ乗りは自分で交換できた方がお財布に優しいと思うので。
バッテリー充電したのにセル回らずエンジンがかからない!セル回るのにエンジンがかからない!ってのも大体はこのコイル交換で治ると思われます。是非参考にしてみてください。
ちなみにディーラーに頼むと5~10万コースです。不安な人はお店頼みが一番です!
【不具合内容】
- エンジンをかけると下の方から「バチバチ」音がする
- アイドリング時が一番音が大きい
- 少し回すと音が無くなる(聞こえなくなってくる)
この不具合を確認してからしばらく乗り回しちゃってましたが、普通に走れることには走れました。でも結構な音がするし、多分乗り続けたら振動でどっか削れると思うんで早めの修理推奨ですね~
【原因】
この直前にコイル交換をしていて、少し前にも同じような異音があったので「多分コイルかな?」と半分勘で開けましたが見事正解でした!
デイトナのコイルはボルト3本で固定されているんですが、それが緩んで振動で異音発生って感じですかね。もし似たような音がした人は要確認してみてください!
【準備物】
- コイル本体(社外品)
- ガスケット(紙)
- 漏れるの不安な人はガスケット(液)
- 六角レンチセット
- ソケットレンチ(多分8㎜)
- パーツクリーナーとかウエスその他
- カウル外しに必要なもの
- 焦げた人用の交換カプラーとか
1:コイル本体
前に買ったときは4000円くらいでしたけど6000~10000円に値上がりしてますね~
純正のコイルは5万なのでめちゃめちゃ安いですが、5~6個に1個くらいの確率でハズレが入ってます。(笑)
クランク角が最初から使えなかったりします。言えば返品きくらしいですが、自分は予備も込みで2個頼んじゃいますね、安いし。
ちなみにクランク角が使えなくても、そこだけ切断してコイル部分のみ使ったりできます。
2:ガスケット
自分はいつも同じここから買ってます。なんかステッカーくれるし。(笑)
一回頼んでデータ取り込んで自分で自作してもいいかもしれません。
3:液ガスケット
最適かどうかは微妙なところですが、自分はこれ使ってました。
割と有名どころだしって理由だけですがww
4:六角レンチセット
持ってると思いますが適当なの貼っておきます。
5:ソケットレンチ
今現在日本一周中でデイトナが手元にないのであやふやですけど、多分8㎜だったと思いますww
まぁ一個だけ無いって人もいないと思うので適当なセット貼っときます。
6:パーツクリーナーとかその他
あとは消耗品とかですね~
7:カウル外しに必要なもの
カウル外しに必要なものは以下参照~
8:焦げた人用の交換カプラーとか
コイルのカプラーはすぐ焦げて交換しがちだし、交換する人も多いかもと思うので流用品とか、その他いろいろ使いそうなのずらっと貼っときますね~
ちなみに自分はコネクタやめてギボシ接続してます。あと線も自作ですね、何回も結線してたらメインハーネスの短くなっちゃったのでww
カプラー、楽天だけバカ高いのでやめた方が良いですねこれ笑
カー用品店に行っても全部揃うと思います~
アマゾン限定でこんなセットがあったので、これが一番良いかも。
【Amazon.co.jp 限定】エーモン ターミナルセット(中) 電工ペンチ付 (E2)
以下個別のやつ
【実作業】
- カウルを外す
- タンクを上げるor外す
- コイルのカバーを開ける
- コイルを交換する
- 逆順で元に戻す
タンク上げは重いのと、コイルのカバー外しも磁力があって結構力が必要だと思います。慣れると大丈夫なんですけどね~
1:カウルを外す
カウル外しはこっちに書いたので省略~
2:タンク外し
- トップブリッジ根元のボルト2本外す
- シート下ボルト外す
- タンクを取る
- コネクタ・ホース類を外す
自分はこんな感じですが、人によってはシート下ボルトを外す前のタンクを上げた状態でコネクタを外した方が取りやすいかもしれません。
トップブリッジ根元のボルト2本外す
六角レンチでここを外す。
ちなみに自分は走行中に片方どっか飛んで行って、今は適当なボルトが刺さってるので嫌な人は洗車後にでも確認しましょう~
シート下ボルト外す
ここをソケットで外す。シート取らないと外せません。
外すと棒みたいなのがあるのでそれも抜きます。タンクの根元を少し浮かして引っこ抜くと抜けるかも?
タンクを取る
この状態からもうタンクは動きます。
自分の場合はメインフレームに布敷いて、そこにタンクを斜めに傾けるように置いて身体と片腕で抑えながらもう片腕でコネクタ抜きます。
説明がへたくそでごめんなさいなんですが、どう頑張ってもその様子は写真撮れなかったので無いですww
タンク取るとき、フレーム間にあるゴムとシート下根元にあるゴムがポロンと居なくなりやすいので注意。
コネクタ外す
タンクに繋がってるのは全部で5本、黒・緑・オレンジのコネクタ3本にホース2本。
黒と緑コネクタはそこにしか入らないようになってるので間違えないと思います。
黒と緑は爪みたいなのを押しながら引っ張ると普通に取れますが、オレンジは少し難しいかも?
オレンジの所をスライドさせて、その下にある黒い四角を両側から押しながら引っ張る、みたいな感じです。指がでかい人はつらいかもww
オレンジのはガソリンホースなので、抜いた瞬間に少しだけガソリン出てきます。なんかウエスとか敷きましょう。
ホース2本は間違えやすいかもしれませんが、形がそういう取り回しになってるので、違う方に刺そうとすると変になるかと思います。不安な人はガムテかなんかで片方に目印を~
あとこの時ついでにコイルのコネクタも抜きます。
クランク角センサーがこれ
コイルのコネクタは、自分のはギボシにしちゃって写真無いですがコイル側のはこれと同じのがあるはずです。
タンク外したら下に置きますが、逆さまにするとガソリン漏れるのでそのままの向きで置く。
自分は、普通に置くと根元の樹脂部分に力加わって置かれる感じになるのが嫌なので、少し段差作ったりして置いてます。
3:コイルのカバーを開ける
GBRのカバー付けてるんでボルト違いますが、基本はソケットで取れるんで全部外しましょう。
全部で10個?かな?
多分どれも同じボルトだと思うんで自分は適当に置いてますが、写真撮るなり順番に並べるなりして同じ場所に戻せるようにしておきましょう。
外すと分かるんですが、なんか1カ所だけ銅ワッシャが入っていた場所がありました。コイルの線が出てるところのすぐ左だっけかな?
理由はわかりませんが忘れずに戻しましょう。
あとはカパッと外すだけなんですが、これが結構大変です。
コイルってものは磁石でなんやかんやして発電しているんですごい磁力があります。
その磁力に負けないパワーで引っ張ります。
指の引っ掛ける箇所は3つ。
真下・右上・右下の3つですね
結構ピタっとハマってるので、このまま水平にこっちに引き寄せる感覚で自分はやっています。
まぁ見ればわかりますが指の引っ掛ける箇所が超小さいですwwあとはカバーを綺麗にして滑らないようにして引っ張ったりして頑張って抜きましょう。無理な人はまず筋トレかな??
開けると少しオイル出てくるんで下になんか敷いておきましょう。
開けるとこんな。
この車体側の上にある歯車、たまにポロっと取れて焦りますが、いい感じに嚙み合ってハマるようになってるので戻しましょう。
4:コイルを交換する
コイル本体ボルト3本、クランク角センサーボルト2本、取り回し固定ステーボルト1本を外して新しいのに取り換えます。
外したら車体側とカバー側両方のガスケット面を綺麗に掃除しましょう。ゴミとか異物あるとそこからオイルが漏れます。
自分の場合は異音なのでコイルの3本を増し締めして終わり。やっぱり緩んでましたね~ww(自分の責任)
今日本一周中でここら辺の締め付けトルク不明なので、そのうち追記したいと思います。家にはサービスマニュアルあるので、、、(知ってる人いたら教えてください)
取り回しステーの下の方が少しギチギチで難しいかな?と思います。
あとは、配線の長さが合わないときは線自体を引っ張って調節しましょう。中華コイルだと結構ずれてますが合わせればOKです。
長さを合わせたら、配線が出ているゴム部分に液ガスを塗ります。これは正規作業じゃありませんが、経験上ここから漏れやすいので、、。
この赤丸部分一周に。液ガス塗ったら紙ガスケットの位置を合わせて戻します。
磁石の力で引っ張られるので、頑張って位置を合わせてハメます。指も挟まれると痛いです。(笑)
ここで紙ガスケットが折れて千切れたりするとゲームオーバーですwwwがんばりましょう()
5:逆順で元に戻す
あとは
- カバーのボルトを付ける
- コイルのコネクタを繋げる
- タンクを元に戻す
- カウルを元に戻す
- 動作確認
で終わりです。カバーのボルトは、緩みによる漏れ防止で人によってねじロック剤使う人もいるぽいですね、自分もたまにやってます。
最後に動作確認して完了です。自分の場合はバッチリ異音がなくなりました!
コイル焼けの人はテスターで電圧測ってみるといいですね。
いつも書いてますが、素人の覚え書きに近いブログなので全部自己責任で作業してください!動作確認で煙吹いたり変な音したらすぐ止めてレッカーしましょう笑
結構長くなっちゃいましたがこれで終わり!おつかれさまでした~